コロナ禍でのおばちゃんの死

私には大阪におばちゃんがいました。持病もあり、晩年は目が見えなくなっていました。

お正月明け、体調が悪くなり救急要請をしたそうです。が、正月休みにあちこち遊びに行かれた方々のコロナ感染拡大の影響等で、病院受け入れ先が見つからず拒否されること20数件だったそうです。

結局、受け入れが先がない為、自宅での養生。。。本人も、家族も、また駆け付けた救急隊員も。。。さぞ、辛かったことでしょう。

そして、おばちゃんは次の日、息を引き取ったそうです。

考えようによっては、おばちゃんにしたら住み慣れた自宅の自分の布団の上で、最後家族に看取られ、旅立つことができたのは、ある意味幸せだったのかもしれません。。。

しかし、もし、住んでいるところが大阪でなく、和歌山だったら助かっていたのかもしれません。

もし、大阪がコロナ感染者が少ない時期だったのなら、受け入れてくれる病院があって助かっていたのかもしれません。。。

このコロナ禍、おばちゃんと同じような境遇で旅立った方々が、きっと沢山いると思うのです。

マスクやワクチン、行動においても、このコロナに関してはいろんな考えの方々がいらっしゃいますし、子どもや若い人は、感染しても軽症のことも多いと聞きますが。。。こんな風に持病のある高齢者は、コロナ感染者増加の為に医療がひっ迫し、その影響を受け、必要な治療を受けることも出来ずに、命まで落とすのです。

そこは、声を大にして言いたいことです。

これが、高齢者の命の現状です。

このコロナ蔓延状況の中、旅行支援等もある世の中ですが、私の仕事柄(対象者さまは持病を持つ方が多いし)や家族優先(ガンとの共存)の生活の為、県またぎはリスクがありまだ怖くて出来ないし、告別式参列もご遠慮させていただだくことになり、最後の別れすら親族として出来なかった次第です。

本当に、このコロナ早く終息していただきたいものです。。。

大阪のおばちゃん、どうか、痛みのない世界で、安らかにお眠りください。

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